セックスは心の対話

セックスというと、肉体的な快楽をえるもの、というイメージが定着していると思います。30代前半くらいまでは、そういった側面が強いでしょう。それには理由があります。

若いうちは回数をこなす必要があるから

先ほどと矛盾していますが、セックスは生殖のためにあるもの。そのためには、とにかく若いうちにたくさんセックスをしないと子供ができません。そのため、若い頃のセックスは特に、肉体的な快楽を強めているという説もあるのです。また、性衝動が強いのも同じ理由です。とにかく肉体同士がぶつかって「気持ちがいいもの」というイメージを持たせ、性衝動から逃れられないようにして自動的に子孫が増えるようにする。遺伝子に組み込まれているのですね。だから若い頃のセックスが快楽に満たされているものだとしても、責めることはできないのです。また「自分本位のセックス」だったとしてもそれは性衝動からくるものであり、相手への気遣いをしているヒマがないのです。大学や20代前半のころを思い出してみませんか?とにかくパートナーと会ったらセックス。まずは肉体的欲望を満たしてから相手への気遣い、常識などが出てきていましたよね。

シニアのセックスはとても幸せなもの

シニアのセックスは性衝動に支配されているワケではありません。もちろん肉体的な快楽は充分あります。しかし、成長ホルモンの減少や、感覚器官のおとろえなどにより、快感量は減っています。しかもEDにもなりがち。余談ですが、EDには体が原因の場合と心が原因の場合があります。あながち中年になったから、というだけではありません。この場合、ひとりで悩まずに専門クリニックを受診し、医師と相談してみましょう。そのうえで、必要性があれば医師の処方のもと、バイアグラなどのED治療薬を服用するのがいいでしょう。きっと満足のいく結果が得られるはずです。あきらめずに、まずは専門家に相談するのが一番です。

シニアのセックスは快感が減っている分、自分や相手への配慮が生まれてくるのです。相手が気持ちよくなるためにはどうしたらいいか、今、自分がしている愛撫がどのように相手に反応しているのか、何を相手が望んでいるのか、どこか冷静な部分で見つめることができるのです。これは、快感に支配されていないからです。若い女性で「中年の人とのセックスが好き」というのはそれが理由です。女性の方が、性衝動より気持ちによって快楽が変化するからです。相手から大切にされている、その気持ちだけでイッてしまう女性すらいます。つまり、相手を大切にすることにより、相手が満足してくれる、それによって自分も楽しくなり快楽が増す。それがシニアのセックスなのです。

セックスで相手が解る?

セックスではまだ解明されていない部分もあるのですが、本当に気持ちのいいセックスをすると、相手の考えていることが解って情愛が深まるという説があります。これは、お互いがオーガスムに達したときに脳の使われていない部分が覚醒し、第6感から相手の考えていることがわかる、というものです。これは俗説にすぎないのかもしれないのですが、確かに行為が終わった後、とても相手がいとおしく思えたり、なぜか相手のことがよく解るようになったりしますよね。

本当に満足のいくセックスができるのは、性衝動から解放されたシニアから。ゆっくりじっくり、相手を思いやるセックスをしてみませんか?

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